平成最後の秋の一幕~メルマガの統合に関する考察~

メルシャンさんとキリンさんのメルマガが先日統合されました。 これは「楽天ワインニュース」と「楽天お酒ニュース」が統合されて「楽天ワイン・お酒ニュース」なんて題名のメルマガになったのとはまったく違うレベルの話です。 もともと別法人だった大手さ…

テイスティング(Winekipediaより転載)

テイスティングとは(英: tasting、仏: degustation)とは、酒類を視覚、嗅覚、味覚によって分析し、表現する行為。主としてワインを対象としておこなわれるが、広義には蒸留酒やリキュールを対象にした行為も含む。日本酒に関しては利き酒と呼ばれる類似の…

未来への祝辞~Audio Commentary MIX

アミューズ 時の流れは速く、そして誰にも止められるものではない。わたしたちの記憶に深く刻み込まれたあのムルソー事変は、もはや遠い昔のできごとだ。 tokeiyawine.hatenablog.com オードヴル いつの時代もどんな場所でも、いつもなにかが起きている。た…

未来への祝辞~ムルソー事変、その後(ORIGINAL VERSION)

アミューズ 時の流れは速く、そして誰にも止められるものではない。わたしたちの記憶に深く刻み込まれたあのムルソー事変は、もはや遠い昔のできごとだ。 オードヴル いつの時代もどんな場所でも、いつもなにかが起きている。たとえばわたしがワインを飲んで…

1999年6月。そして時は流れ。

とりあえずこのサイトが一体何なのかを説明しておかないと、という気がしてきました。 自身、整理しておきたいというのもあります。 tokeiyawine.hatenablog.com ここにあるとおり、1999年。 突然、自身の好きなものを当時でいうところのホームぺージにしよ…

ムルソー事変(Winekipediaより転載)

ムルソー事変 ムルソー事変(むるそーじへん、異体表記: ミュルソー事變)とは2018年(平成30年)9月にTwitterへの投稿を発端に、2ちゃんねるからツイッタランドへと波及したとあるできごとである。ワインの資格取得に関する一石を投じたものとして、ネット…

ルパン四世 EPISODE I「ムルソー事変~Introduction」

俺の名はルパン四世。 誰もがご存知、世界を股にかける大泥棒……あのルパン三世の息子だ。だけど俺の名はおやじほどに知られちゃいない。 どうしてかって? それは俺がまだかけ出しにすぎないからさ。 世間ってやつはわかりやすくて、おやじが偉大であればあ…

探偵ワインスクープ【番外編】オタクDEワイン!シンクのティスティングノート ☆アキバ系ワインブログ☆

そそられます。じっくりと読ませていただこうと思います。 オタクDEワイン!シンクのティスティングノート

【ウ】ヴァン・ナチュール

ますます活況を呈しているかに思われる、自然派のワイン群。ほんの一年ほどの間に、また少し様相が変わってきた気がする。 かつて、亜硫酸無添加、オーガニック、ビオディナミ、リュットレゾネなどなど色んなキーワードが、この市場を盛り上げてきたが、今語…

ダウト! ~ 鉄槌トランプ

ワインブーム期に、異常気象下に大発生するムシのように、突如、世間にはびこったエセワイン通。 本来、「通」とは、その道に深く通じ、そして、礼節伴う美しき人々である。 しかし、「エセワイン通」の皆さんは・ 歴史がない ので、昔の体験がない・ 経験が…

サン・ブリ~ブルゴーニュ大管区の攻防

1970年代頃から、フランスワインの法定格付けに静かな異変は起きていた。 フランスの地に強大な権力を持ち、ワインにおいては無敵の独裁体制を敷いてきたINAO帝国は、その勢力をさらに延ばさんと、下位格付けのVDQS連邦に属する独立小国家を次々と、みずから…

ポムロル~シンデレラの目覚めを許さない平和理論

ボルドー赤の銘醸地を分類整理するとしたら、まず最初のひと太刀は河の左岸、右岸という区切りで、誰しも文句はいうまい。左岸は当然メドック、グラーヴで、不変の厳然たる格付けに支配された、身分社会だ。 対する右岸を代表するのは、サンテミリオンとポム…

カバルデス~身分を超え民兵団の先陣を切る若き旗手

「コンニチハ! 1999年にAOCに昇格したカバルデスです! よろしくお願いいたします!」 これをやりたかっだけなので、ここで終わってもいいのだが、それやるとダジャレの方向に突撃しそうなイヤな予感がするので、話、続けます。 単なる南仏の安ワインといっ…

セロン~そしてセロンは世論の下、伝説となる

ルーピヤック、カディヤック、サント・クロワ・デュ・モン、モンバジャック、パシュラン・デュ・ヴィク・ビル、ジュランソン。 ボルドーから南西地方にかけては、かの銘醸甘口ワイン、ソーテルヌとバルザックのスタイルを縮小コピーしたかのような、甘口ワイ…

ミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴニーズ~ご近所みんな佐々木さん(佐藤さんでも鈴木さんでもいいけど)

それにしてもマスカットというブドウは面白い。日本国内では生食用のブドウとして古くから人気が高く、しかもわりとお値段も高い高級品だし、マスカット100%のジュースなんていうのも、ただのグレープジュースより格上な扱いを受けている。一転、ヨーロッパ…

ニュイ・サン・ジョルジュ~押し寄せる暴徒の波に屈した悲劇の彗星

赤ワインの銘醸地として名だたるコート・ド・ニュイに位置しながら、なんとなく一歩置かれた感じのあるアペラシオン、ニュイ・サン・ジョルジュ。彼の地の最南端であるという立地条件のせいなのか、それとも他の村にはあるグラン・クリュがないという土地の…

ブルグイユ~君はロワールに咲く血の薔薇を見る(見ないかもしれない)

1995年は日本のワイン界において、ひとつの新しい歴史が刻まれた年である。第8回世界最優秀ソムリエコンクールにおいて、我が国の代表が、みごと優勝の栄冠に輝き、世界のソムリエの頂点に立ったのだ。そして訪れたのは未曾有のワインブーム。 かねてから、…

アルザス・グラン・クリュ

フランスで法定の特級格付けでありながら、その位置付けを、誰も気にしていない特級AOCがアルザス・グラン・クリュではなかろうか。サンテミリオン・グラン・クリュもよく似た立ち位置のような気がするが、あっちはもう少しその動向を気にしている人がいそう…

ブーズロン

このアペラシオンを語るとき、どうしても外せない造り手がいることは、いうまでもないだろう。世界でもっとも高価なワインといって差し支えない、あのワインの畑のオーナーである。その名前は、今ここであえて挙げる必要もないだろう。 そもそもブーズロンの…

ロゼ・ダンジュー~愛と追憶と薔薇色の日々

アンジューという地には、赤、白も産出する、まんまアンジューとかアンジュー・ほにゃららという一見この地の代表かと思わせられる名称のアペラシオンもあるにはあるのだが、それらはなかなかメインストリームには出てこない。 そりゃそうだ。正攻法で行くと…

アジャクシオ~孤島に隠された認定試験のラスボス

いきなりぶっこんできたとお思いでしょうが。 このアペラシオン、たぶん「アイウエオ順」で一番最初に来るんじゃなかろうか。なんていうか、学生の頃の名簿でいう「相田さん」とか「相木さん」みたいな立ち位置を確立してるような。本人のキャラはさておき、…

フクセルレーベ

「フクセルレーベ」は1927年、シャスラとクルティリエ・ムスケの交配によって誕生したドイツの交配品種。ただでさえ、大物を配合しないドイツの交配品種の中でも、燦然と輝くような、小物感漂う配合がいとおしさを感じさせる。 ジャンシス女史の解説本による…

ミュスカデ

ロワール河下流でもっとも有名なブドウ「ミュスカデ」。その起源はブルゴーニュにあるという。 現在ロワールで生まれるミュスカデワインは、さらりとした口当たりと、シャープな酸味がかもし出す軽やかな全体像が語られている。しかし、このブドウのワインの…

シンフォニー

「シンフォニー」というこの壮大かつ大仰なネーミング。配品種にわかりやすくもたいそうな名前を付けるのは、ある種のお約束なのかもしれない。 しかしたとえばドイツのバフースのようなネーミング(酒神・バッカスの意味)と違い、英語で付けられると、日本…

ヴィオニエ

「ヴィオニエ」といえばコンドリュー。本来はローヌ北部の一画で、面積は狭いが国民の団結力が高く、財政的にも裕福な独立小国家のような存在であった。 しかし、ここ数年の間に誰かが、ローヌ以外の南仏でこのブドウを植えてしまったからさあ大変。そのアプ…

甲州

日本を代表する白ブドウ「甲州」。 「ヴィニフェラ系に属する東洋系ヨーロッパ品種」という、アフリカの聞いたこともない国出身の素性の知れないマラソンランナーのような肩書きを持つが、立派な日本の在来種である。 過去、日本市場が受け入れた、ワインの…

探偵ワインスクープ

ネットのワインサイト黎明期にお知り合いになった方のサイトで、特によく見ていたし、主宰の方ともネット上で交流があったサイトの現在を調べてみようと思いたちました。 きっかけになったのはこちらの記事。http://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/201509…

ガルガーネガ

名前のインパクトは強いが味のインパクトは薄い「ガルガーネガ」。しかしなんと言ってもあの「ソアーヴェ」の原料である。日本では古来より親しまれてきたはずのブドウだと言ってよい。 だが実際のところ親しまれてきたのは当時「ソアベ」と表記された飲みや…

ピノ・ブラン

カリフォルニアではシャルドネを模倣したスタイルで、ぐいぐいと頭角を現し、気がつくと本場のブルゴーニュ・ブランより高い「カリフォルニア・ピノ・ブラン」が誕生するという収拾のつかない事態に。しかし、そもそもなぜこんな地味なブドウがそんなところ…

ジャケール&アルテッセ

「ジャケール」と「アルテッセ」。それはまさに「サヴォワのルーサンヌ、マルサンヌ」とでも呼ぶべきタッグブドウ。その地におけるこの組み合わせの定番度合は、フランスブドウ史上、本当にエルミタージュ・ブランに次ぐものかもしれない。 しかし、生み出す…