【ア】亜硫酸無添加ワイン

酸化防止剤である亜硫酸(二酸化硫黄、SO2)を添加しないことによって不必要なまでに過剰に人間の健康を保証し、ワインが長期熟成のために最低限必要とするワイン自身の健康を阻害した人間主体のやりすぎヘルシー指向の悪しき例。


特に日本においては食品衛生法のもと、欧州よりもはるかに厳しく亜硫酸添加値が制限されているため、通常の健常な成人が飲む分には普通の一生の長さにおいて人体に悪影響があるとは思えない。

もしあなたが自分の寿命が300年も400年もあると言い張るのなら亜硫酸を添加されたワインを飲まないというのもひとつのポリシーだとは思うがそれ以前にその考え方には大きな問題があると思うのだが。

ちなみに亜硫酸を添加していないワインは長期熟成の可能性のない若のみタイプの安価であるべきはずのワインなのだが亜硫酸無添加という妙なブランドの為に決してデイリーワインと呼べる価格帯にない。

 

2005>>
ヴァン・ナチュールとかリュット・レゾネとかもうわけがわかりません。


2011>>
ちなみに亜硫酸無添加でも、醸造時に微量の亜硫酸が発生するらしく、輸入後の検査で感知されるため、亜硫酸無添加ワインなのに、食品衛生法で定められた内容物表示シールには「亜硫酸」と書かれています。もうわけがわかりません。


2015>>
もうカオスです。
いいたいことは山ほどありますが、永遠に歩み寄ることのない異教徒との論争のような世界になってしまっていて、穏健派の私は無口です。