【カ】カリフォルニア
陽気なワイン産地。
日照量がに恵まれて糖度の高いブドウが生まれるため果汁の時点での濃度も濃いものが出来あがる。
そのためか一時ははどうなることかと思うくらい樽香の強いワインが量産された。
今でこそ、その傾向はひと段落しが、過去には白ワインは、どいつもこいつもブドウ品種やワインの格にも関係なくよく焼いたトーストのような香りを放ち失笑を買った。
ハリウッド映画のヤリスギ気質をワインにまで反映させるアメリカ人の娯楽観はある意味で考え過ぎの欧州系アングロサクソンの手本になるのかもしれない。
ちなみにワイン界においてはアメリカ合衆国からは切り離した独立国家として数えられている。
2005>>
ウッドチップ入れて熟成させていたなんて話も、カリフォルニア・シャブリともども歴史の暗黒の一幕に封印されました。
2011>>
最近ではむしろ「エレガント方向のベクトルが強い」というのが定説ですね。
原点回帰という言葉が使われていもいるようですが、そもそもフランスワインではないわけですし、原点はやっぱりあの「濃さ」にあって、「第二ステージのスタート」なのではないかと思います。
古酒は手に入りにくいジャンルなので、最近は80年代のカリフォルニアには注目しています。
リッジのモンテベロなんていいですね。
目玉飛び出しそうにおいしかったです。
RIDGE Monte Belloリッジ モンテベロ 2004 750ml ... |
いやー、ホント高くなりました。すっかり見かけなくなりましたね。古酒になるともうその気品ったらないですよ。素晴らしいカベルネです。 |
[2011]メリーヴェル スターモント ... |
久しぶりに日本上陸のメリーヴェイル。スターモントはセカンドラインらしいんですけど、どこにもMerryvaleって書いてなくてびっくりしました。ランシュ・バージュだってオー・バージュ・アヴローじゃいかん! 誰も気付いてくれん! ってことでエコー・ドになっちゃったっていうのに……。あ、あと、樽の感じがおとなしくなっててびっくりしました。エレガント系へのベクトルがすごいですね、昨今。ハリウッドの超大作を見ながら、映画館で居眠りしちゃう日も近いんじゃないかと不安です。 |