【シ】酒精強化ワイン

発酵中の果汁にアルコールを添加してアルコールの度数を高めたワイン。

元来は気温の高い南のワイン産地でワインの劣化を防ぐために考え出されたと思われる方法。

現在の主目的は果汁の発酵を途中で止め残糖を確保しワインを甘口にしたてること。

本来、欧州のワインに対する理念は人為的な操作を極力加えないという行きすぎたエコロジーの概念が支えているため、この手のワインにも加えるアルコールはグレープ・スピリッツのみだとか、しかもそのスピリッツの原料ブドウにも同じ畑で取れたブドウを使えだとか、当選後に公約を果たさない政治家のような理論武装で先手を打つことによって、EU以外の国からのツッコミを回避している。


2005>>
当時、「理論武装」とか好きな言葉だったみたいですね。


2011>>
2005年の時点ですでに醒めてるのがじんわりと感慨深いです。