【リ】リゼルヴァ、レセルバ

スペインの「レセルバ」、イタリアの「リセルヴァ」は、それぞれワイン法によって熟成期間を規定された長期熟成型高級ワイン。

ラベルに「Ri(e)serva」と表記されている場合、そのワインの最低熟成期間がわかる仕組みになっている。
その法定熟成期間がさらに長いものは前に「Grand(グラン)」の語句がつく。

ただし、新世界のワインは自己申告制。

法定の熟成期間があるわけではなく、生産者がいつもよりちょっと気合を入れて作ったので高くなったワインに、ちょっとすげえぞの意味を込めて「Reserva」と表記するのが通例。
また同様に「Grand Reserva」はもっとすげえぞの意味を込めて表記される。

2005>>
結局いまだにチリワインのグラン・レセルバとレセルバの境界線はよくわからないままだったりします。

2011>>
当然今もってわかりません。

2015>>
もちろん今もってわかりません。

 

 

 

イタリアワインの場合、いくつかの指定されたDOCG、DOCにはリゼルヴァが名乗れるものがあります。いずれも通常のものより熟成期間が長くなりますが、その期間はDOCごとに指定されています。

 

スペインのグラン・レゼルバは、5年以上の樽または瓶内熟成が条件で、うち2年以上の樽熟成は必須という規定があります(白は4年以上でうち樽熟成半年以上らしいです)。

 

チリワインのグラン・レゼルバは、アルコール度数が法定アルコール度数より少なくとも1度以上高く、特有かつ独自の風味特性を持ち、樽熟成している。とのことなので結局ほぼ自己申告です。