ジンファンデル
「ジンファンデル」というブドウはその位置付けが難しい。
カリフォルニアではまかり間違えば、カベルネ・ソーヴィニヨンを飛び越してしまいそうな勢力を持ち、メルロとは確実に肩を並べる存在として君臨している。
そのわりには、一歩、その地を離れると、まったく見かけることがなく、かねてから「セカンド・カリフォルニア」の呼び声高いニューワールド諸国でも、まるで見かけない不思議なブドウなのである。
しかし、意外なことにその原種はイタリアの一部で見かける「プリミティーヴォ」だという説が有力だという。
カリフォルニアとイタリア。
少なくともどちらも、恋には熱心な人々が充満してそうで、なんとなく共通点は感じるが、ジンファンデルとプリミティーヴォの違いは、恋してない時はバリバリ仕事してそうなアメリカと、恋してない時は次の恋を探していそうなイタリアの違いに表現されているのかもしれない。
お気楽なプリミティーヴォと比べて、ジンファンデルは一歩間違えたら、ポートワインなのかと思うくらいに濃厚で、ワインにまでやりすぎのハリウッド気質を盛り込んでしまうアメリカンなスタイルには感服させられる。
甘すぎるアイスクリームやでかすぎるハンパーガーと並んで、アメリカを象徴する星条旗のようなブドウがこの「ジンファンデル」なのだ。
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2011>>
持ちネタというやつがあります。
尊敬する植木等氏の「およびでない」とか、同じく尊敬する谷啓氏の「ガチョーン」「ビローン」とか、天津木村の「吟じます」とか、えーともっとあるんだけどな。
というわけで、イタリア人の恋とスペイン人の昼寝は一生使いまわすと思います。
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