ジャケール&アルテッセ

「ジャケール」と「アルテッセ」。
それはまさに「サヴォワのルーサンヌ、マルサンヌ」とでも呼ぶべきタッグブドウ。
その地におけるこの組み合わせの定番度合は、フランスブドウ史上、本当にエルミタージュ・ブランに次ぐものかもしれない。

しかし、生み出すワインが「ヴァン・ド・サヴォワ」なので、けっして表舞台に上がれることはありえない。
まかり間違って妙に気合を入れた生産者が「ア・ビームで樹齢100年」とか「アプルモンでヴァンダンジュ・タルディブ」とかやったとしてもダメだろう。

そもそもが「サヴォワのルーサンヌ、マルサンヌ」と言われるあたりで、特産の品の名を冠した地方限定の「ミスなんとか」みたいな「井の中の蛙」感を漂わせているのだから。

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2011>>
井の中の蛙

この表現に、「高校野球における九州のバース」というのをよく使ってましたが、2005年に書き換えたみたいです。
(あ、俺がね)
「地方限定のミスなんとか」いいんじゃないでしょうか。

2015>>
今さらしみじみ思うのですが、ジャケール&アルテッセでネタを書ける自分のポテンシャルには、ちょっと驚きました。
客観的な視点って大事ですね。

 

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アビームってなんか心の琴線に触れませんか。「ビーム」ってところ。子どもの頃に見たアニメのロボットの目からビーーーーーッ! って出るやつみたいで。男の子だからですかね。あと、目からビームの出るロボットって時点で、ビフォア・ガンダムな感じで世代がバレますね。