グルナッシュ

「グルナッシュ」。

本来はカリニャン、サンソーと三位一体、三本の矢状態のどうってことない南仏系ブドウ品種。

とある専門書などでは「果実味豊かでまろやかに仕上がる反面、酸味が少なくたちまち酸化する」という「それは特徴じゃなくて欠点だろ」とツッコミたくなる紹介がされている。
そもそも「たちまち」っていう表現が出てくる時点で空恐ろしい。

しかし、シャトーヌッフ・デュ・パプを含むローヌ南部という土地で70%程度の栽培面積占有率を占めている上に、南仏ワインが日本の第5次ワインブームで脚光を浴びたため「南仏の雄」として不必要にクローズアップされてしまった。

スペイン名の「ガルナッチャ」から感じるお気軽な印象が本来の姿であるはずだ。

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2011>>
最初にこのネタを書いてから9年たってますけど、今でも俺、そう思ってるっちゃっ。

2015>>
若手生産者がぐいぐいと出てきた、スペインのガルナッチャは印象が変わってきましたね。
本場南仏よりもはるかに高級感が出るという逆転現象が起きている気がします。

 

 

ガルナッチャ。

 

ラムだっちゃ。