ワイン用語辞典(ア行)

【ウ】ヴァン・ナチュール

ますます活況を呈しているかに思われる、自然派のワイン群。ほんの一年ほどの間に、また少し様相が変わってきた気がする。 かつて、亜硫酸無添加、オーガニック、ビオディナミ、リュットレゾネなどなど色んなキーワードが、この市場を盛り上げてきたが、今語…

【イ】イニシアル・ワイン

甘口ワインの名産地ソーテルヌの最高峰、シャトー・ディケムが作る辛口ワイン、「Y(イグレック)」を皮きりにリリースされたシャトーの頭文字を取ったラベルが人気の辛口白ワイン。 また、そのほかにシャンパーニュのサロンなどもこの仲間といえる。 当然のご…

【イ】イナオ INAO

正式名称「アンスティテュ・ナシオナル・デザペラシオン・ドリジーヌ・デ・ヴァン・エ・オー・ド・ヴィー」。 メンドクサイので略称「I.N.A.O.」。 ワイン及びブランデーの原産地呼称国立研究所。 1935年に母体である国立委員会が発足し1947年に現在の名…

【イ】イタリア

世界最大級のワイン産出量を誇る地中海沿岸の国。 国民全体のあまりにもラテンな気質のせいでいいものが出来たらすぐ改訂してしまうワイン法は研究者達の頭痛のタネ。 でもそんなことをイタリア人に訴えてもムダだ。 きっと、 「まぁ、そんなに気にするなよ…

【ア】アロマ

第一香。 果実香。熟成によって生まれる香りとは別にワインが醸造されてすぐの時点から持つ本来の香り。 人間に例えるなら生まれた瞬間から一生持ちつづける指紋のようなもの。 テイスティングの際にはグラスを静止した状態で嗅ぎわけられる香り。 多くはブ…

【ア】亜硫酸無添加ワイン

酸化防止剤である亜硫酸(二酸化硫黄、SO2)を添加しないことによって不必要なまでに過剰に人間の健康を保証し、ワインが長期熟成のために最低限必要とするワイン自身の健康を阻害した人間主体のやりすぎヘルシー指向の悪しき例。 特に日本においては食品衛…

【ア】アペラシオン・ドリジンヌ・コントローレ

略称「AОC」。 フランスのワイン生産者を悩ませるあまりにもくどくて微に入り細に渡る法律。 たとえば、1ヘクタールあたりの醸造リットルであるとか、使用ブドウ品種であるとか、最低熟成期間であるとか。 その内容はあまりに細かく苦笑したくなるような…